羽毛布団のリフォーム(打ち直し・仕立て直し)とは

アイダーダウンのリフォーム中

羽毛布団のお手入れは、丸洗いか、リフォーム(打ち直し)

羽毛布団に限らず、毎日使う寝具は汚れが溜まってきて、生地や中わたが痛んだりするために定期的にメンテナンス(お手入れ)する必要があります。

3~5年ごとに丸洗い

水洗いによる丸洗いを3~5年に1度おすすめします。これにより、羽毛に汚れが溜まってしまうのを防ぎます。

このとき乾燥が不十分だと羽毛が元通りにふくらまないこともあります。生地によっては丸洗いに適さない場合もあります。プロにおまかせいただいた方がいいでしょう。

1年に1度を推奨するメーカーやお店がありますが、頻繁な洗濯は羽毛の油脂分を取り除いてしまい、羽毛の寿命を縮めてしまいます。通常は、カバーをこまめに替えて、月に1度ぐらいは日干しをすることをおすすめします。

10年経ったらリフォーム(仕立直し・打直し)

リフォームとは、羽毛を解体して中の羽毛を取りだし、洗浄・除塵して、不足分の足し羽毛とともに、新しい羽毛側に入れて仕立てることをいいます。ほぼ新品のように甦ります。

リフォームすることで、新品のようにきれいでふっくら甦ります

定期的に手入れすることで、羽毛布団は長く使うことができます

羽毛の品質がしっかりしていれば、3~5年に一度の丸洗い(これはプロにおまかせください)と10~12年に一度のリフォーム(打直し・仕立直し)を繰り返すことで30~40年使えます。

新たに購入される際は、2回のリフォームに耐えうるしっかりした中身の羽毛布団をおすすめします。羽毛のグレードが低いと、そもそもリフォームに耐えられないことが多いのです。

リフォームの違いについて

一口に羽毛布団のリフォームといっても、その工程や生地、足し羽毛などによって内容は大きく異なります。

眠りのプロショップSawada 羽毛工房ダウンラボの羽毛布団リフォームは個別に直洗いする、最もグレードの高いリフォームで、プレミアムダウンウォッシュに相当します。

店頭で行なう羽毛布団リフォームの実際の工程

眠りのプロショップSawadaの羽毛工房ダウンラボでは、ドイツLorch社の羽毛洗浄選別機(羽毛リフレッシュマシン)に加え、オゾン処理、羽毛除塵、二層式サイクロン充填機と、国内トップレベルの設備を備えています。

羽毛工房ダウンラボ
羽毛工房ダウンラボ

3,000枚以上の羽毛布団リフォームの経験を持つ店主が、羽毛の状態を確かめながら1枚1枚丁寧に仕上げていきます。

さまざまな生地を揃えた、オールインワンのおトクなリフォームパック

価格をわかりやすくするため、さまざまなランクの生地を揃え、新しい側+足し羽毛+リフォーム工賃をパックでおトクにしたリフォームパックをご用意しています。

サイズを変更する、厚みを変える場合などは、お使いいただく方の体質や寝室環境をカウンセリングして、お見積もりを差上げます。気軽にご相談フォームからお問合せください。

長年使った羽毛布団、リフォームするのが良いのか、買い換えるべきなのか

20年以上ご使用の羽毛布団、1度リフォームを行なっている羽毛布団の再リフォームの場合、リフォームした方がいいのか、買い替えた方がいいのか、悩みどころです。

羽毛布団の状態と、お使いいただく方のライフサイクルなどによっても判断が異なります。元の羽毛が良いものであれば2度目のリフォームも問題ありません。羽毛布団を送っていただければ、中の羽毛の状態を確認して、リフォームなのか買い換えなのか、どちらが良いかの判断をお手伝いいたします。

60歳を超えた場合は、ライフサイクルを考えて買い替えるのがベストでしょう。

60歳、羽毛布団はリフォームすべきか、買替えるべきか?
ライフサイクルを考えると60歳は買い替え時

羽毛布団と一緒に眠りの質もリフォームしましょう

一般に行なわれている羽毛布団のリフォームは、使用する方の体質や、睡眠環境などは関係なしに、一律のリフォームを行ないます。

ところが、都市部のマンションや最近の高気密高断熱住宅に、昔ながらのふかふかの羽毛布団は合わないことが多いのです。睡眠環境や暑がり、寒がりなどの体質に合わせた、側生地やキルティングの仕立てをすることで、眠りの質が改善します。

十数年に1度のリフォームですから、快適な眠りのためにも、お使いいただく方に合わせた仕立てをすることをおすすめします。