羽毛布団、羽毛布団リフォーム6/1価格改定

快眠のための羽毛布団リフォームを考える

羽毛布団のリフォームをする際に気を付けないといけないことは、使う人に合わせたリフォームをするということです。体質や住環境、住まいが変われば、最適な羽毛布団の厚みは変化します。

睡眠の質を改善するには、とても大切なことです。

目次

快適に眠るための条件:温度33℃、湿度50%

日本睡眠環境学会の報告によれば、快適な睡眠環境は温度33℃±1℃、湿度は50%RH±5%とされています。つまり、保温性の低い住環境では保温力が重要視されますが、今日のような高気密高断熱住宅の場合は、温度よりも湿度のコントロールの方が快適性としては重要視されます。

つまり、何が何でも「暖かい」だけでは、快眠のためには不十分ということです。湿気がこもらずに循環して放湿される仕組みが重要です。

まずはお問合せやご相談から 羽毛のプロがカウンセリングいたします

使う人に合わせた羽毛布団のリフォームを行うためには、まずカウンセリングが重要です。

暑がりの方、寒がりの方、あるいは両方という方もいらっしゃいますので、カウンセリングで生地やキルティング、羽毛の充填量を決定していきます。

快眠するための生地の選び方

快適な睡眠を実現するために、まず重要なことは生地の選び方です。快適な睡眠環境である温度33℃湿度50%を実現するのは生地が最も重要になります。そのポイントは

  • 吸湿性、通気性の良い綿100%の生地にすること
  • できるだけ軽量な生地にすること

この2点です。ただし通気性については、2.5ccぐらいを目処にします。ステッキーダウンや極めて上質のグースダウンのリフォームであれば通気度3.0cc以上の生地を使えなくもありませんが、リフォームの場合新品と違い、ダウンファイバーが多めになりますので、2.5ccぐらいまでにしておいた方が良いでしょう。

ポリエステル100%やポリエステル混の生地は通気度が1cc未満のものが多いため、蒸れやすくなります。これらの合成繊維の生地は避けるのが無難です。

快適な保温力のために、キルティングと中の充填量を調整する

体質の変化や、なにより住環境の変化によって、最適な羽毛布団の厚さは異なってきます。特に最近は高気密高断熱住宅が多いために、かつてのような二層式の羽毛布団はだんだんと適さなくなってきます。

保温力の目安を知る 住いと自身の体質に合わせよう

私どもの羽毛ふとんは、保温力の目安を付けています。保温力が小さい ●○○○○ から 保温力が大きい ●●●●● まで5段階にしています。これでは大雑把なので、ここでは10段階で説明することにします。

保温力 表示 代表的な使用時期 キルティング 羽毛の量
1 ●○○○○ 薄肌:7~9月 7×10 直 200
2 ●○○○○ 肌:5~7月 9月 6×7 直 2cm 300
3 ●○○○○ 肌:5~6月 9~10月 6×7 2cm 400
4 ●●○○○ 合:4~5月 9~11月 6×7 4cm 500
5 ●●○○○ 合・中厚:3~5月 9~11月 5×6 4cm 600
6 ●●●○○ 中厚:10~5月 5×6 7cm 800
7 ●●●●○ 普通厚:10~4月 5×6 11cm 900
8 ●●●●○ 普通厚:10~4月 変形5×5 7cm 950
9 ●●●●● 厚手:11~3月 変形5×5 11cm 1050
10 ●●●●● 厚手:11~3月 二層キルト 1100

代表的な使用時期については、あくまで目安です。使う人の体質・住んでいる地域の気候風土・寝室の陽当たり・断熱性通気性などによって、当然のことながら差がでます。

保温力は嵩高で決まりますので、充填する羽毛の量によって異なります。最適な充填量は生地の重量と、羽毛のパワーにもよって変わります。上の表は生地がオリジナルS9100(85g/㎡)にダウンパワー440dp(プレミアムゴールドラベルクラス)の羽毛を入れた場合の、当店の標準充填量です。これが80サテン(114g/㎡)で羽毛が400dpだと 保温力6の場合1000g必要です。一般に販売されている羽毛ふとんは保温力8~10がほとんどです。

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太平洋岸都市部のマンションなら中厚●●●○○を基準にする

東京・大阪・名古屋など太平洋沿岸部の都市のマンションの場合、かなり部屋が暖かいので中厚6を基準にします。寒がりであれば7~8ぐらい、かなり暑がりなら5でもいいでしょう。

当店にメール等でお問合せいただくお客様の多くがこのパターンです。中厚は最初不安に思われる方がいらっしゃいますが、実際にはこれで十分という方が多いです。

暑がりの方も中厚を基準で選んだ方がいいでしょう。寒くなれば、カバーや毛布などの補助寝具をうまく使うことで調整できるからです。

通常の場合は普通厚●●●●○を基準にする

変形5×5キルト(推奨)
一般的な4×5キルト(中央部が薄い)

一般的には保温力7~8を基準にします。多く出回っている4×5キルトは保温力7に相当します。

変形5×5キルトは縫い目が身体の中心部に来ないので、保温力は4×5キルトより上回る8になります。

眠りのプロショップSawadaでは、変形5×5キルトをおすすめしています。

日本家屋で寒がりなら厚手の二層式キルトを検討する

寒がりの方で部屋の保温も十分でない場合は、より保温性の高い二層構造のキルティングが選択肢となります。

メーカーの高級羽毛布団は、この厚手に仕上がる二層式キルトが多いのですが、今日の住宅環境では、厳冬期ならともかく、4月や10月などの中間期に使いづらいため、高齢者など基礎代謝が落ちている極端に寒がりの方以外には、一考なさった方がいいでしょいう。

中地に通気性の悪いナイロンタフタを使うため、蒸れやすい欠点があります。(眠りのプロショップSawadaのオリジナル二層式キルト側は、中地に通気性の良いメッシュを使っています)

冬の保温性を確保するには、敷の保温性を十分に確保した上で、羽毛布団に軽量の獣毛毛布を組み合わせて、トータルの保温性を確保するようにした方がいいでしょう。

オールシーズンで快適眠るなら、中厚+肌の組合せを

基本的に1枚の羽毛布団でオールシーズンをこなすことは難しいですから、保温力が●●●○○の中厚掛布団と●○○○○の肌掛布団を組み合わせることにより、オールシーズン対応が可能です。場合によっては●●〇〇〇の合い掛け布団が必要になる場合もあるでしょう。

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