快眠のためのリフォームとは?

羽毛布団のリフォームをする際に気を付けるのは、使う人に合わせたリフォームをすることで、睡眠の質をあげることが必要です。

まずはカウンセリングから

使う人に合わせた羽毛布団のリフォームを行うためには、まずカウンセリングが重要です。暑がりの方、寒がりの方、あるいは両方という方もいらっしゃいますので、カウンセリングで生地やキルティング、羽毛の充填量を決定していきます。

生地の選び方

快適な睡眠を実現するために、まず重要なことは生地の選び方です。快適な睡眠環境である温度33℃湿度50%を実現するのは生地が最も重要になります。そのポイントは

  • 吸湿性、通気性の良い綿100%の生地にすること
  • できるだけ軽量な生地にすること

この2点です。ただし通気性については、最大2.5ccまでを目処にします。ステッキーダウンや極めて上質のグースダウンのリフォームであれば通気度3.0cc以上の生地を使えなくもありませんが、リフォームの場合新品と違い、ダウンファイバーが多めになりますので、2ccぐらいまでにしておいた方が良いでしょう。もちろん、ポリエステル混生地は通気度が1cc未満のものが多いため、避けるのが無難です。通気性の良いポリエステル混生地もありますが、ダウンファイバー(羽毛ゴミ)が吹き出しやすくなりますので要注意です。

キルティングと中の充填量の調整

体質の変化や、なにより住環境の変化によって、最適な羽毛布団の厚さは異なってきます。特に最近は高気密高断熱住宅が多いために、かつてのような二層式の羽毛布団はだんだんと適さなくなってきます。

保温力の目安を知る

私どもの羽毛ふとんは、保温力の目安を付けています。保温力が小さい ●○○○○ から 保温力が大きい ●●●●● まで5段階にしています。これでは大雑把なので、ここでは10段階で説明することにします。

保温力 表示 代表的な使用時期 キルティング 羽毛の量
1 ●○○○○ 薄肌:7~9月 7×10 直 200
2 ●○○○○ 肌:5~7月 9月 6×7 直 2cm 300
3 ●○○○○ 肌:5~6月 9~10月 6×7 2cm 400
4 ●●○○○ 合:4~5月 9~11月 6×7 4cm 500
5 ●●○○○ 合・中厚:3~5月 9~11月 5×6 4cm 600
6 ●●●○○ 中厚:10~5月 5×6 7cm 800
7 ●●●●○ 普通厚:10~4月 5×6 11cm 900
8 ●●●●○ 普通厚:10~4月 変形5×5 7cm 950
9 ●●●●● 厚手:11~3月 変形5×5 11cm 1050
10 ●●●●● 厚手:11~3月 二層キルト 1100

代表的な使用時期については、あくまで目安です。使う人の体質・住んでいる地域の気候風土・寝室の陽当たり・断熱性通気性などによって、当然のことながら差がでます。

保温力は嵩高で決まりますので、充填する羽毛の量によって異なります。最適な充填量は生地の重量と、羽毛のパワーにもよって変わります。上の表は生地がオリジナルS9100(85g/㎡)にダウンパワー440dp(プレミアムゴールドラベルクラス)の羽毛を入れた場合の、当店の標準充填量です。これが80サテン(114g/㎡)で羽毛が400dpだと 保温力6の場合1000g必要です。一般に販売されている羽毛ふとんは保温力8~10がほとんどです。

快適な睡眠を研究する眠りのプロショップSawadaの快眠寝具研究室。体質に合わせて選ぶ羽毛布団のキルティングの説明
快適な睡眠を研究する眠りのプロショップSawadaの快眠寝具研究室。体質に合わせて最適な羽毛原料の充填量の説明

太平洋岸都市部のマンションなら中厚●●●○○を基準にする

東京・大阪・名古屋など太平洋沿岸部の都市のマンションの場合、かなり部屋が暖かいので中厚6を基準にします。寒がりであれば7~8ぐらい、かなり暑がりなら5でもいいでしょう。

当店にメール等でお問合せいただくお客様の多くがこのパターンです。中厚は最初不安に思われる方がいらっしゃいますが、実際にはこれで十分という方が多いです。

暑がりの方も中厚を基準で選んだ方がいいでしょう。寒くなれば、カバーや毛布などの補助寝具をうまく使うことで調整できるからです。

 

通常の場合は普通厚●●●●○を基準にする

  

一般的には保温力7~8を基準にします。多く出回っている4×5キルトは保温力7に相当します。変形5×5は羽毛の量は少なくても、縫い目が身体の中心部に来ないので、保温力は4×5キルトより上回る8になります。

眠りのプロショップSawadaでは、変形5×5キルトをおすすめしています。

日本家屋で寒がりなら厚手の二層式キルトを検討する

メーカーの高級羽毛布団のほとんどが、この厚手に仕上がる二層式キルト(場合によっては三層キルト)です。しかしながら、今日の住宅環境では、厳冬期ならともかく、4月や10月などの中間期に使いづらいため、基礎代謝が落ちている高齢者以外には、あまりおすすめできません。中地に通気性の悪いナイロンタフタを使うため、蒸れやすい欠点があります。(眠りのプロショップSawadaのオリジナル二層式キルト側は、中地に通気性の良いメッシュを使っています)

冬の保温性を確保するには、敷の保温性を十分に確保した上で、羽毛布団に軽量の獣毛毛布を組み合わせて、トータルの保温性を確保するようにした方がいいでしょう。

快適な睡眠を研究する眠りのプロショップSawadaの快眠寝具研究室。羽毛布団の二層式は保温力を上げることができるが、その一方で高断熱住宅には合わない場合もある。また、キルティングや生地によって快適さが大きく変わってしまう。

オールシーズンの組合せを考える

基本的に1枚の羽毛布団でオールシーズンをこなすことは難しいですから、保温力が●●●○○の中厚掛布団と●○○○○の肌掛布団を組み合わせることにより、オールシーズン対応が可能です。場合によっては●●〇〇〇の合い掛け布団が必要になる場合もあるでしょう。

中厚掛布団と肌布団の組み合わせ

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