羽毛布団リフォーム:足し羽毛の種類について

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足し羽毛の基本は、元の羽毛に近いものを使うこと

羽毛布団のリフォームにおいて、羽毛布団を解体して羽毛を取り出し、直に洗浄したのち、乾燥して分別、除塵をする工程で羽毛の一定量が減ります。

減り方は元の羽毛の質が良く、10年以内にリフォームする場合が最も少なく、10%程度減少します。一般的なホワイトグースダウンで12~15年ぐらいでリフォームする場合は15%程度、元から羽毛のゴミが多かったり、15年以上使用して羽毛の損傷が多い場合は20%、場合によっては30%減ることもあります。

減った不足分を補うのが足し羽毛です。基本的には元の羽毛の種類や、品質に近いものを使うことをおすすめします。

ホワイトグースダウンにはホワイトグースダウンを足すのが基本

たとえば、ホワイトグースダウンであれば、同じホワイトグースダウンを足した方が良いでしょう。同じホワイトグースダウンでもダウンパワーなどによって優劣がありますから、元と同じレベルのものを足すようにしましょう。

逆に、元の羽毛以上に良い足し羽毛をすることはできますが、羽毛布団全体としての改善に影響は少ないので、そこまでしなくても問題はありません。

羽毛の質がさほど良くなかったり、毎日は使わないような羽毛布団の場合であれば、ホワイトダックダウンを足す方法も選べます。眠りのプロショップSawadaでは、新品足し羽毛は400dp以上の品しか扱いませんので、ホワイトダックダウンでも、フランス産ミュラー種の良質のものだけを足します。

良い原料は再利用-お手軽なリサイクルダウン足し

不要で回収してきた羽毛布団の中には、まだまだしっかりした羽毛布団もあります。眠りのプロショップSawadaでは、推定で350dp以上(エクセルゴールドラベル以上)のホワイトグースダウンの羽毛を再洗浄して、足し羽毛に利用いたします。ダウンパワーでは350~370dpクラスの、比較的しっかりしたものです。新品羽毛よりは、安く仕上げることができますので、お客様用など使用頻度が低い羽毛布団のリフォームに適しています。

足し羽毛の種類

眠りのプロショップSawada 羽毛工房ダウンラボでは通常10種類以上の羽毛を使って、新品の羽毛布団を製作しています。羽毛布団のリフォームに使うのは、このうち代表的な6種類です。もちろん、ご希望で他の羽毛を使うこともできますので、ご相談ください。

ED95N アイダ―ダックダウン ダウン95% ナノクリスタル加工

PST95N ポーランド手選別ステッキ―ホワイトグース ダウン95%

HWG95 ハンガリーホワイトグース ダウン95% 440dp

KWG93 吉林ホルトバージ ホワイトグース ダウン93% 410dp

FPD93S フランスピレネー・ホワイトダック ダウン93% 400dp

WG90R リサイクル羽毛 ホワイトグース ダウン90% 350~370dp

 

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