
元のサイズと異なるサイズに仕上げることができます
羽毛布団のリフォームは1度羽毛を取りだして洗います。「ダブルサイズは使わないので、シングルサイズに」など、羽毛をうまく利用して必要なサイズの羽毛布団に仕立て直すことができます。
眠りのプロショップSawada標準は超長綿80平織軽量側(SB8080 94g/㎡)を基準に、概算の見込み金額を出してみます。もちろん、元の羽毛がしっかりしていたり、側生地が軽くなれば必要な羽毛の量は減りますので、あくまで参考価格としてください。
A:ダブルサイズをシングルサイズに変えたい
最も多いのが、ダブルサイズを二人で使っていたが、シングルにサイズに変更したいというケースです。この場合ダブルサイズの羽毛量を洗浄除塵しても、シングル1枚を作るに十分な羽毛の量が残る場合がほとんどですから、足し羽毛は不要です。
超長綿80平織軽量羽毛布団側(22,000円)+リフォーム加工賃ダブル→シングル(18,700円)足し羽毛不要 合計 40,700円(税込)が1つの目安です。
B:クイーンサイズをシングル2枚に仕立て替えしたい
夫婦が使っていたクイーンサイズ(あるいはダブルサイズ)の羽毛布団を、シングル2枚に仕上げたい場合です。この場合は2通りの方法があります。
B-1:クィーンサイズの羽毛を均等にシングル2枚に仕上げる
例えばクイーンサイズの羽毛量を2.0kgとした場合、洗浄除塵で20%ダウンの1.6kgになるとします。これを1/2にすると0.8kgずつです。超長綿80サテンに1.3kg羽毛を充填する場合は、シングルそれぞれに0.5kg、計1.0kgの足し羽毛が必要です。全体重量の40%近い新品羽毛を足すため、次回10年後のリフォームも可能になってきます。
超長綿80平織軽量羽毛布団側(22,000円×2枚)+リフォーム加工賃クイーン→シングル2枚(20,900円)+足し羽毛 フランスピレネーホワイトダックダウン400dp(35,200円/kg×1.0kg) 合計で100,100円(税込)が目安です。
B-2:クイーンサイズをシングル1枚に、新たに1枚新品購入
クィーンサイズの羽毛の状態があまり良くなくて、次のリフォームが難しいような場合は、シングル1枚を作り、新たにシングルの新品を購入します。そのことにより、新品の羽毛は次回のリフォームが可能になりますので、コスト的に有利です。
超長綿80平織軽量羽毛布団側(22,000円×2枚)+リフォーム加工賃クイーン→シングル1枚(20,900円)+新品用羽毛 フランスピレネーホワイトダックダウン400dp(35,200円/kg×1.2kg) 合計で107,140円(税込)が目安です。もちろん予算が許せば、2回リフォーム可能な品質のグースダウンで新品を作ることを推奨します。
C:ダブルサイズの掛ふとんと肌ふとんをシングル2枚に仕立てたい
結婚の時にダブルの掛・肌セットを購入したケースです。ダブル掛布団の羽毛量を1.8kg、肌布団の羽毛量を0.7kgとすると合計で2.5kg。洗浄除塵後で20%減の2.0kgとして、1.3kgの羽毛を2枚作るには0.6kgの足し羽毛が必要です。この場合、羽毛肌ふとんは解体料が必要です。
超長綿80平織軽量羽毛布団側(22,000円×2枚)+リフォーム加工賃ダブル→シングル2枚(20,900円)+ダブル肌布団解体料(4,400円)+足し羽毛 フランスピレネーホワイトダックダウン400dp(35,200円/kg×0.6kg) 合計で90,420円(税込)が目安です。
ダブルサイズがデュエットタイプの場合
羽毛の中厚掛布団+肌布団のような、いわゆるデュエットタイプの場合は中厚掛布団の羽毛量は1.3kg程度のことが多く、元羽毛が2.0kgぐらいになります。この場合はB-1に肌布団解体料4,400円を加えた104,200円程度になります。
D:ダブルをクイーンサイズにしたい
ダブルサイズは190cm巾、シングルサイズの150cm巾からわずか40cm広いだけです。これでは二人がゆったり眠るには足りません。そこで二人使いの場合ダブルサイズはより広いクイーンサイズ(210cm巾)にした方がゆったりしますので、せっかくなので広幅へサイズチェンジをおすすめしています。
この場合では、ダブルサイズからクイーンサイズへ約10%巾が広くなる分足し羽毛が余分に必要となります。
超長綿80平織軽量羽毛布団側(クイーン35,200円)+リフォーム加工賃ダブル→クィーン(20,900円)+足し羽毛 フランスピレネーホワイトダックダウン400dp(35,200円/kg×0.5kg) 合計で73,700円(税込)が目安です。
E:シングルのデュエットタイプを仕立て直したい
シングル掛布団1000g+肌布団400gのデュエットタイプのリフォームする場合、通常の厚さを1枚にするケースと、元のように中厚+肌で2枚合わせて使うタイプの両方のパターンがあります。2枚重ねにする場合はできるだけ軽い生地で仕立て直す必要があります。
E-1:通常の厚さの羽毛布団1枚にする場合
両方の羽毛布団を解体すると1400gで、洗浄除塵後に80%減で1120gとすると1300gに仕上げるには、約200gの足し羽毛が必要です。
超長綿80平織軽量羽毛布団側(22,000円)+リフォーム加工賃シングル→シングル(13,200円)+肌布団解体料(3,300円)+足し羽毛 フランスピレネーホワイトダックダウン400dp(35,200円/kg×0.2kg) 合計で45,540円(税込)が目安です。
E-2:中厚+肌の二枚合わせに仕立てる場合
超長綿80平織羽毛布団側(22,000円×2枚)+リフォーム加工賃シングル二枚合わせ→シングル二枚合わせ(16,500円)+ 足し羽毛 フランスピレネーホワイトダックダウン400dp(35,200円/kg×0.3kg) 合計で71,060円(税込)が目安です。
