24年間ご使用のダウナ(DAUNA)羽毛布団は甦るのか?

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1998年ご購入の、大塚家具のダウナ(DAUNA)羽毛布団

24年間ご使用のダウナ羽毛布団のリフォームができるのか、という関東のお客さまからのご相談です。例えば、16年ご使用のダウナをリフォームするとこのようになります。

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正直をいえば四半世紀をメンテナンスされていない羽毛は結構厳しいのですが、ダウナは元々の羽毛は良いものを使っているので、少々古くてもリフォームできるはずです。

ダウナ羽毛布団を解体して調べる

まず現状を確認するために、羽毛布団をご送付いただきました。側生地がかなり汚れていて、生地の一部は劣化して裂けています。

中の羽毛を取りだしてみると、大丈夫な羽毛もありますが、一部では劣化と損傷しているのがわかります。残念なことにダウナはダウン率95%表示なのですが、実際にはスモールフェザーも結構あって、ネット(正味)での95%というには厳しい状態です。

ダウナ羽毛布団のように、ヨーロッパ製の生地を使ったものは、日本製に比べると非常に通気性が良いため蒸れにくく快適ですが、その一方で羽毛の汚れが早くなる傾向にあります。通常、羽毛布団の丸洗いは3~5年に一度をおすすめしています。

丸洗いしないと、油脂分のような汚れが羽毛にこびりつき、年数が経つにつれ洗っても汚れが落ちにくくなります。長年使ったシャツの襟元をご想像いただければと思います。羽毛に汚れがこびりつくと摩擦等で損傷が大きくなります。

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当初は足し羽毛を430dp 300g(100g余分)足しをご提案

ダウナ羽毛布団の羽毛重量は1050gです。上記の例では16年ご使用のお客さまは850g残りましたので、24年ご使用ですと洗浄除塵後の重量は800gぐらいになるであろうと推定いたしました。羽毛のへたりも勘案して、元々の羽毛より多めの1100gの羽毛充填は必要であろうと考え、足し羽毛を100g追加して合計300gでご提案いたしました。足し羽毛はダウナの元々(440dpと推定)とほぼ同等クラス430dpのポーランドホワイトグースダウンです。

ダウナ羽毛布団のキルティングは4×5ですが、今回は変形5×5キルトで行います。実は変形5×5キルトにすることで、中身の重量が同じ場合は4×5キルトより保温力が上がります。

羽毛の状態とお客さまの年齢から、足し羽毛を変更してさらに増量

実際に洗ってみました。年数が経っているので、通常洗剤洗いは1回(すすぎ2回)のところを洗剤洗いを2回に増やしてやってみました。16年のケースは羽毛が丸まってしまっていたのが多かったのですが、今回はそれはありません。ただ年数のため羽毛が損傷しているものもあって、今回の場合は約700gの選別された羽毛が残りました。

このお客さまは50歳ぐらいのお歳です。今回リフォームした後、次のリフォーム時期は10年後とすると60歳ぐらいになりますが、この羽毛を再リフォームするには難しい羽毛の状態です。逆に60代であれば、残りの人生30年以上使える新しい羽毛に買い換えをした方をおすすめいたしました。

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そのため、今回は430dpの羽毛を300g追加するよりは、410dpの羽毛にして400g足しにすることを再提案いたしました。全体価格はほぼ変わりず、ふっくら仕上がります。もちろん430dpを400g足せば、さらに良いことは間違いありませんが、今回は、洗浄した羽毛の状況から考えて410dpで十分と判断いたしました。

そこそこふっくら仕上がりました。これなら、後10数年は使っていただけるでしょう。

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