ダウナ羽毛布団のダブルサイズは185×210cm表示だが・・・
大塚家具のダウナ羽毛布団のダブルサイズのリフォーム(打ち直し)を東京と千葉から3件立て続けにご注文をいただきました。ダウナのダブルサイズは185×210cmと、日本の標準的なダブルサイズ(190×210cm)よりも少し小さいのです。
側サイズは実質180×210cmぐらい
実際にお預りしたダブルサイズ羽毛布団の側サイズを測ってみました。2011年製ですので、新品とは違いますが、丸洗いしなければ、サイズはあまり変わることがありません。
幅は普通に測ると180cmを切ります。目いっぱい引っ張って、表示サイズの185cmあるかどうかでしょう。一方、長さは207~208cmぐらい、引っ張れば215cmぐらいにはなります。
仕上がりサイズは178×204cmぐらい
今度は仕上がりサイズをみてみましょう
横巾は180cmは難しい状態、長さは205cmいくかいかないか。つまり仕上がりサイズ表示をするとなりますと180×205cmぐらいが妥当ということになります。
ちなみに、2013年製ダウナ羽毛ふとんのシングルサイズを図ってみたら、側サイズで表示通り155×213cmでした。実寸は150×205cmぐらいです。
自家製羽毛布団の側サイズと仕上がりサイズを測ってみたら
このダウナ羽毛布団をS9100生地6×6マスの中厚仕立てでリフォームをしました。そのサイズを測ってみると対照的です。
当店オリジナルS9100のダブルサイズ側を測ってみると、199×222cmでした。出来上がりサイズは、キルティングに沿って測ってみました。実測で190×213cmでした。
仕上がりサイズに誤差が生じるのはしょうがないが・・・
かつて、羽毛布団には側サイズと仕上がりサイズが併記されていました。その頃の表示に合わせると「側サイズ 200×220cm 仕上がりサイズ 190×210cm」という具合です。現在では仕上がりサイズのみで表記をします。
これは、側に羽毛を充填すると、その厚み分で仕上がりサイズが小さくなるからです。実際には仕上がりサイズは+5%-3%の誤差が認められています。羽毛布団の場合は羽毛の量が多くなればなるほど、実際の仕上がり寸法は、表示より小さくなります。二層式キルティングだと凹凸が少ない分、実際の仕上がりサイズは大きめになります。
サイズの測り方も、羽毛布団をふんわり置いただけの状態だともっと小さく、両端を引っ張って測るともう少し大きくなります。
羽毛布団のサイズ表示は難しいのですがそのことは留意してください。
ダウナ羽毛布団の仕上がりサイズが178×204cmではせまいはず
ダブルサイズの羽毛布団を2人で使うと、しばしば取り合いになります。190cm巾仕上げでもそうなので、180cm巾出ていないダウナでは幅が狭すぎます。180cm巾といえば、30年以上前のダブルサイズの幅です。
今回のお客様もご夫婦でつかってらっしゃって、「どうしても取り合いになるの」ということで、リフォームでクィーンサイズにサイズ変更されました。180cm巾が210cm巾になりますので、かなり楽になると思います。
2人で使うのであれば、ベッドがダブルでもクィーンサイズを
シングルサイズは150cm巾なので、わずか40cm広いだけのダブルサイズで2人がゆったり眠るには無理があります。最初からクィーンサイズを選びましょう。
クィーンサイズは現在市場には2種類あります。220cm巾と210cm巾です。ダウナのクィーンは220cm巾で、ベッドメーカー系は220cmが多く、西川など布団メーカー系は210cmです。使用するとそれほど違いがあるわけではありません。
当店は シングルから20cm刻みにサイズ設定をしておりますので、クィーンサイズは210cm巾です。その上はキングサイズ230cm巾、さらにワイドキングサイズ250cm巾もあります。