22年（2002年頃）ご使用のダウナ羽毛布団をリフォーム

ダウナ羽毛布団　22年ご使用で、汚れとへたりが出ています

横浜市のお客様より60代のご夫婦で、22年ご使用いただいたダウナ羽毛布団リフォームのご依頼です。この頃のダウナは製造年とスペックが記載された品質表示ラベルがあるものと、ないものがあり、こちらはラベル表示がありませんでした。ご使用年数が長い分、側生地の汚れや、羽毛の損傷もそれなりにあるものの、羽毛の状態は年数の割には悪くありません。

60代は買い換えるか、リフォームするか

正直60代の場合は、ライフサイクルを考えると買い替え時期です。お客様も当初は迷ってらしたのですが、最終的には愛着があるためリフォームを選択なさいました。ただ、年数が経っているので経年劣化があり、通常の足し羽毛200gでは不足するために300g足しといたしました。

ダウナと同じ重量の国産オリジナル生地S9100で仕上げ

側生地は当店オリジナルのS9100（現SB100)　100番手の軽量なバティスト（平織）生地で、ダウナの生地とほぼ同じ重量です。通気度は3.2㏄に抑えているので、ダウナに多い羽毛の吹き出しリスクは極めて低い生地です。ポーランドホワイトグース430dpを300g足して、元のダウナの1050gよりは少し多い1100gで仕上げました。

リフォーム前の羽毛布団
サイズ	シングル　155×210cm
メーカー・使用歴	大塚家具　ダウナ　2001～2002年製？　ラベル表示なし
羽毛	ポメラニアン　マザーホワイトグースダウン95％　1050g　　総重量　1764/1740g
側	綿100％　ダウナ用生地80/90平織り　4×5　立体キルト　11cmマチ
所見	22年ご使用ということで、経年劣化を心配いたしましたが、比較的良い状態でありましたので、足し羽毛を増やしてリフォームしました。

リフォーム後
リフォーム日	2024.5.23
サイズ	シングル　150×210cm　　2枚
側生地と総重量	S9100　100番手平織　変形5×5　完全立体キルト
羽毛の量と足し羽毛	1100g　足し羽毛　PWG93Sポーランドホワイトグースダウン93％　430dp　300g
費用	リフォーム加工13,200円＋S9100羽毛側40,700円＋足し羽毛11,000円×300g　合計86,900円（税込）

リフォームの金額はその時の価格ですので、変更している場合があります。