暑がりの夫と、冷え性の妻 同じように羽毛布団をリフォームしていいですか?

結婚して15年、結婚の時に買った羽毛布団をリフォームしたい

結婚する際にこのように羽毛布団のセットをペアでお揃えになっているケースは少なくありません。当然のことながら、このようなペアの羽毛布団は2枚とも同じ厚さで仕上がっています。

中には良いふとんを勧められたということで、二層式のふっくらした羽毛布団をお持込みになるケースもかなりあります。

夫は暑がりで、妻は冷え性というケース

ところが一般的に基礎代謝量は男性が高めで暑がりの体質が多く、一方女性は冷え性で寒がりの体質が多いのです。もちろん、体質は人それぞれに違いますから、逆のケースもあります。実際に、羽毛布団の汚れ方も暑がりの方の方が強く、ヘタリも出ていることが多いのです。

体質が異なるのに、元が同じ厚さだからといって同じに仕上げるか?

答えはノーです。特に、高気密高断熱型の住宅やマンションが増えている現在、その住環境や体質に合わせて、生地や仕上げの厚さを変えるべきと思います。

せっかくリフォームをするのですから、「夫は暑がり」であれば中厚仕上げに、「妻は冷え性」であれば普通厚仕上げにというように、体質に合わせて選びましょう。

暑がりの方、高気密高断熱型住宅の方は中厚仕上げに

大都市部のマンション等にお住まいの方は、従来の羽毛布団だと暑すぎる、と感じる方が少なくありません。実際、私どもで東京や横浜などのお客様は「中厚でじゅうぶん」「いや合掛けぐらいでも良い」、普通厚の羽毛布団ではなく、中厚の羽毛布団もしくは、それを少し減らしたぐらいの厚みでお買上げいただくことが多いのです。

中厚は5×6マスで仕上げます。これだと一般的な4×5マスより身体へのフィット感が良いため、薄くなっても保温力もあるていど確保できることが多いのです。

お客様用など予備的な羽毛布団を作る場合は、季節の対応を考えると5×6の中厚キルトの方が無難です。

寒がりの方は普通厚がおすすめ

寒がりなので、中厚はちょっと・・・という方は、普通厚にしましょう。

一般的な普通厚の羽毛布団は下図のような4×5マスキルトがほとんどです。

一般的な4×5マスキルト

実は、このキルトは身体の中央部に縫い目が来るので、普通厚でも熱が逃げやすい構造です。眠りのプロショップSawadaでは、変型5×5キルトをおすすめしています。この方法だと、身体の中央に縫い目が来ないことと、身体へのフィット性が向上するので、同じ羽毛の量であれば、保温力がアップします。寒がりの方は、肩口が空くことも多いので、このキルティングをおすすめします。

伝統的な日本家屋であれば、このキルティングが無難でしょう。

中央部に縫い目が来ない保温力がアップする変形5×5キルト

二層式は寒冷地の伝統的な日本家屋で、寒がりの場合だけ

冬に部屋の温度が5℃まで下がるような、例えば寒冷地で伝統的な日本家屋の場合で、なおかつ寒がりの方には、より保温性の高い二層式キルトを検討します。

ただ寒い場合は、敷寝具の保温性を上げること、身体に隙間ができないように毛布を内側に使うことで改善することが多く、二層式の場合は通気性も低下する縫製方法が多いので、暑がりの男性の場合におすすめすることは、ほとんどありません。

二層式でも、偏りがすくなく安定性の良いCON二層キルト

一般的な3×4-4×5の二層式は羽毛の偏りが出やすい

一般に出回っている二層式の羽毛布団は、上層が3×4、下層が4×5マスになっているものがほとんどです。しかしながらこの3×4の上層は羽毛の偏りが出やすく、あまり利口なキルティングではありません。上図のCON二層キルトだと、上層が3×5マスになるので、偏りが出にくい構造になっています。

一般的に多い3×4-4×5の二層式キルト

Q:羽毛布団の二層式キルトを選ぶべきでしょうか?
羽毛布団の高級品には、保温性を高めるための二層式ツインキルトが多くあります。二層式は保温力があるものの、蒸れやすくなるため今日の住宅状況では、あまりおすすめできません。寒がりなど体質や住環境に合わせて選ぶべきです。

 

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