摩訶不思議なダブル羽毛掛布団のリフォーム

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パンパンに膨らんだダブルサイズ羽毛布団のリフォーム

ダブルサイズの羽毛布団のリフォームをご注文いただきました。羽毛はシルバーグースで、それほど悪くはなさそうでしたが、お預りの状態でパンパンに膨れています。解体前の総重量は3928g-解体後の側重量1416g=羽毛の重量は2512gにもなります。

通常、平均的な60番手サテンに350dpクラスの羽毛を充填する場合、ダブルサイズで1700~1800gが標準的な羽毛の量です。当店の軽量S9100に430dpのポーランドグースを入れる場合は1300gで十分に嵩がでますが、この羽毛布団は2500gと4割多めに入っています。パンパンな訳です。

なぜか1マスだけホワイト(セミホワイト)の羽毛

しかも20マスのうち19マスはシルバーグースの羽毛ですが、1マスだけホワイトグースが入っています。なぜそうなるのか、全く判りません。多すぎる羽毛の量といい、羽毛の種類が違うことといい、いままでに経験が無い摩訶不思議な羽毛布団でした。

ダブルサイズ→セミダブルサイズにサイズダウン

結局2512gを洗浄・乾燥・分別・除塵を行なったあとは1940gになりました。今回はセミダブルサイズへの変更です。側サイズは軽量のSB8080でしたので、通常だと1400~1500gぐらいがベストなのですが、もともとしっかり入っていたため、1600gで仕上げました。

このあたりのさじ加減は正直難しいです。羽毛布団としてのバランスを考えると1500gでも十分すぎるぐらいなのです。ただ、20年以上長く使ってらっしゃった経緯もありますので、羽毛をリフレッシュしたとしても、ヘタリが早くなる可能性があります。1500g入りだと、元の羽毛が多すぎるので、そのイメージからすると、ふんわり感に欠けることもあり、ちょっと多いかなと思いましたが1600gにしました。

1940g全部入れることはできますが、そうすると羽毛が詰まり過ぎて、身体の周りで跳ねてしまい、身体へのフィット感が薄れます。「過ぎたるは及ばざるがごとし」なのです。

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