綿花高騰、資源高騰による今後の見通しについて 2022.5.24+2023.1

https://ecodb.net/commodity/cotton_a_indx.html
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綿花相場が高騰をしています

綿花相場は2011年に急騰しましたが、昨年より再び高騰をしており、2022年4月の時点では2011年を超えた価格になっており、まだ天井が見えない状況です。

為替レートを含んだ価格で言いますと、円安の影響で昨年の時点で2011年並み、現状ではその1.3倍以上になっているのが現状です。下記の画像は円建てでの価格です。

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綿生地が相当値上がりをしています

糸や生機の在庫があるものはともかく、新しく紡績して製織した生地はかなりコストが高くなっており、カバー等はこの春に軒並み値上がり、さらに秋に向けて上がる傾向があります。

ロシアのウクライナ侵攻による資源高、それ以前から慢性化している海上運賃の高騰によって、今後どうなるか予断を許さない状況が続きます

羽毛布団生地について

羽毛布団生地についても同様で、現在生機(きばた:プリントや仕上げ前の生地)がある在庫品は影響が少ないのですが、新たな生地については20~30%の価格アップが生地メーカーよりアナウンスされています。生地だけでなく、羽毛布団側を縫うための副資材・運賃なども上がっており、すでに値上げを通告されている生地もあります。

当店オリジナル生地 S9100 および SB8080について

当店オリジナル生地についても、新しい生機からの値上げを予告されておりますが、S9100(100番手平織 85g/㎡)については約1000mを、SB8080(80番手平織 94g/㎡)については約2000mを確保いたしました(2022.05)。従いまして当面1年ぐらいについては、生地の値上げの予定はありませんので、ご安心ください。

ただ、その後はS9100は同等品が生地で1.5倍アップ、SB8080はメーカー在庫分は20%アップ、その後は目処が立っておりません。

ドイツWeidmann社製 TE270、TE200について

こちらもたまたまですが、タイミング良くこの1月に新しい生地が入荷しました。少し多めに入れておりますので、こちらも今年については問題ないかと思われます。TE270とTE200については、従前160cm巾生地を使用しておりましたが、今回からは250cm巾生地になりますので、セミダブルサイズ以上でも、接ぎがない仕上げになります。

その他の生地について

一番安いTN54(50/40ツイル 137g/㎡) WS8800(80サテン 114g/㎡)については、当面小幅の値上げです。SE1014(140/100サテン 101g/㎡)については、継続が中止となりましたので、現在庫のみとなります。これらは主にリフォーム用向けの生地ですので、大きな影響はないと考えております。

羽毛の状況について

ポーランド マザーグース農場 2017

羽毛については、すでにこの3月(2022.03)にポーランド産羽毛が20%アップ、ハンガリー産も10~15%アップになっています。さすがにこの上げ幅では対応いたしかねますので、2022年6月から、羽毛については8~12%程度価格を改定させていただきます。

問題は、ロシアのウクライナ侵攻で、ヨーロッパではポーランドやハンガリーのセカンドクラスとしてウクライナ産が、西シベリアの上質なロシア産が今後どうなるか見込みがつきません。ウクライナにあるドイツ大手工場の羽毛選別施設が破壊されたという情報もあり、供給減は避けられず、戦争の行方もあってどのようになるか不明な状況です。

2023年1月ヨーロッパ展示会での情報から

2023年1月にドイツへ行き、情報の確認をしてまいりました。基本的には

・エネルギー高による工場のコストアップ
・それに伴う、特に東欧の高いインフレと人件費アップ
・鳥インフルエンザの蔓延

これらが原因で、相場がかなり上がっています。特に最高級の手選別羽毛PPST98については、新価格は2倍となりました。手持ちの在庫と折半して値上げ幅を最低限に抑えていますが、これについては、人件費の高騰から、今後の入荷の見込がありません。

その他の羽毛も値上がりしていて、ドイツのホテルやレストランなども軒並み価格が上がっていて、現地でのインフレを実感することとなりました。

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