安いリフォームと、どこが違うのでしょうか?

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ネットで探すと見つかる安いリフォームとどう違うのか…

羽毛布団のリフォーム価格はいろいろです。

ネットで探すと20,000円以下のリフォームもあります。大手・西川のリフォームは手頃なのもあれば、良い生地はそこそこします。いったい何が違うのか、説明を見ていてもわかりにくいのが現状でしょう。

どう違うんですが、というお問い合わせもいただくので、その違いをご説明いたします。

1:羽毛を直洗いするか、袋に入れて丸ごと洗濯するか

一番大きな違いが、洗い方です。

日本羽毛製造寝具協同組合の分類でいうと、羽毛を直洗いする(プレミアムダウンウォッシュ)か、羽毛布団そのまま洗う、あるいは解体した後袋に入れて洗うという間接洗い(ダウンウォッシュ)の違いです。

ときどき、スチーム洗浄というのもありますが、基本的に論外と考えてください。

羽毛は直洗いした方が、確実にきれいに洗える

当たり前の話ですが、間接洗いは羽毛の汚れを取り切れません。その代わりまとめて洗ったりするので、コストが安くつきます。

直洗いは最もきれいに洗う方法です。当社では、お預かりした羽毛の状態によっては、二度洗いする・洗剤の量を増やすなどの調整をしています。直洗いは1枚ずつしか洗えませんので、きれいな分コストが高くつきます。

掛布団と肌布団を同時にリフォームする場合は、一緒に洗うことができるので、その分安くできます。(加工代で掛・肌同時加工 2.5kgを超えては洗うことができません。)

2:側生地を国産の高品質か、中国産の安い品質のものか

側生地は全体のコストに大きく影響します。そのため高級とされる80番手サテン生地でも、中国製が使われるケースが非常に多いのです。

安い生地は綿100%でなく、綿15%ポリエステル85%というTTC生地がほとんどです。軽いのですが、綿100%の風合いは得られませんので、「安いリフォームに出したら風合いが台無しになってしまった」というのは、ほとんどがこのケースです。通気性が良くないので蒸れやすくなるのも問題です。

綿100%の場合でも、多くが「超長綿60番手サテン」でほとんどが中国製です。80番手~100番手でも中国縫製品がほとんどとなっています。

当社は80番手の生地が最低限で、日本製かヨーロッパ製生地+国内縫製品のみ

当社で使用する羽毛布団側生地は、以下が基本です。

  • 80番手以上の綿100%生地(当然ですが超長綿)
  • 日本製生地、もしくはヨーロッパ製生地(通気度は2cc以上が基本で、プリント生地だと1.5㏄以上)
  • 国内の委託工場での縫製

コストをできるだけ下げるために、生地はロール単位、場合によっては1000m単位で生地を発注し、できるだけまとめて縫製するようにしています。

3:使う人に最適な厚さや中身の量に仕上がっているかどうか

当社の最大の特徴は「使う人に合わせたカウンセリング・リフォーム」です。

あらかじめ、使う方の体質や、寝室の保温性、お住まいの地域の天候事情などをお聞きしながら、最適と思われる側生地・キルティング・羽毛の中の量をご提案します。

そのために、羽毛をお預かりした時点で、現状の羽毛の状態、重量等を確認して、仕上げの厚さをご相談します。

都市部のマンション等ですと、従来のでは暑すぎるというお声がかなり多いのです。そのような場合は、元々の普通厚仕上げではなく、中厚仕上げ、合掛け仕上げなどに組替えます。

例:大塚家具のダウナ羽毛布団(1,050g入り)では暑すぎるということで、リフォームして合掛500gと肌掛300gに仕上げました。冬は2枚重ねることで、オールシーズン対応となります。

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