2007年製のダウナ羽毛布団 17年ご使用にしては状況はそこそこ良い羽毛
千葉県船橋市のお客様から17年前のダウナ羽毛布団のリフォームのご依頼を受けました。
今回のダウナ羽毛布団はきれいにお使いなさっていたので、側生地も中身もそこそこ良好な状態です。ダウナの通気性の良さを気に入ってらっしゃったので、TE200というドイツWeidmann社の軽量生地をおすすめしました。
TE200は110番手の平織です。ダウナの80/90よりさらに細番手の糸を使い、75g/㎡と10%以上軽量に仕上がっています。通気性はほぼ同じですが、織密度がしっかりしているので、ダウナより吹き出しリスクが少なくなります。
中厚の仕上げでご希望でしたので、5×6マスで足し羽毛無しの850gで仕上げました。
35年以上前の松本繊商の羽毛布団のリフォームは
一緒に、「この羽毛もなんとかならないか」とのご相談。珍しい額状の立体キルトです。40年以上前かもしれません。羽毛は当時としては最高級レベルのものだったと思われます。
リフォームできるものの、経年劣化を考えると、普段使いはちょっと厳しいかな、という感じです。
結局オーガニックコットンTE135Gの生地で、肌掛と合掛けを作ることになりました。このような使い方であれば、少々パワーダウンした羽毛でも使い道があります。
リフォーム前の羽毛布団 | ||
お客様 | 千葉県舩橋市 メールでのお問合せ | |
サイズ | シングル 155×210cm | |
メーカー・使用歴 | 大塚家具 ダウナ 2007年製 | |
羽毛 | ポメラニアン マザーホワイトグースダウン95% 1050g 総重量 1740g | |
側 |
綿100% ダウナ用生地80/90平織り 4×5 立体キルト 11cmマチ |
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所見 |
17年ご使用ということでしたが、丁寧にお使いになっておられたため、汚れもほとんどなく、羽毛の状態も良好でした。 |
リフォーム前
リフォーム後
リフォーム後 | ||
リフォーム日 | 2024.8.11 | |
サイズ | シングル 150×210cm | |
側生地と総重量 | ドイツWeidmann社 TE200 110番手平織 5×6 完全立体キルト | |
羽毛の量と足し羽毛 | 850g 足し羽毛 無し | |
費用 |
●ダウナ加工 ●羽毛肌・合掛け加工 |